米証券取引委員会(SEC)は29日、業者から支払いを受けた事実を明かさずにICOを宣伝したとして、音楽プロデューサーのDJキャレド氏とボクシングのフロイド・メイウェザー選手を提訴したことを明らかにした。

SECはICOで発行される仮想通貨について、証券に当たる可能性があり、連邦証券法の適用対象になると説明している。

キャレド氏とメイウェザー選手はいずれもSECと和解。

キャレド氏は2年間、メイウェザー選手は3年間、デジタル通貨などを含む一切の証券の宣伝を控えることに同意した。受け取った金銭をSECに返還し、利息付きの罰金を払うことにも同意したという。

メイウェザー選手はICOの発行業者3社から30万ドル(約3千万円)を受け取った事実を開示していなかった。この中には、不正なICOを行ったとして提訴されたセントラテック社の10万ドル(約1千万円)が含まれている。キャレド氏も同社からの5万ドル(約567万円))開示していなかった。

キャレド氏はソーシャルメディアでセントラ社のICOを「画期的」と形容。メイウェザー選手はフォロワーに対して同社のICOに参加するよう促し、別のICOをめぐっても、「これからはフロイド『仮想通貨』メイウェザーと呼んでくれ」などと述べていた。

SECは投資を検討している人に対し、有名人が宣伝するICOを警戒するか避けるよう呼び掛けている。

SECがICOの宣伝で個人を提訴したのは初めて。

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