国際送金サービスで世界的に大きなシェアを持つウェスタン・ユニオンが、米リップル社が提供する送金システムの一つであるxRapidを試験運用していることが分かった。

ウェスタン・ユニオンとは

アメリカ合衆国に本拠地を置く各種金融サービスおよび通信業を行う会社である。創業160年以上、世界約200ヶ国で個人送金や企業支払と貿易業務の代行をしている。

リップルが提供するシステムを利用した送金サービスを提供する事業者との提携や試験運用の発表はこれまでのマネーグラム、Mercury FX、IDT、Cuallixに続いて5社目となる。

リップル社が提供するシステム

リップル社が提供しているシステムはxCurrent、xRapid、xViaの3つとなる。

xCurrent

銀行間での国際送金や決済の高速化、送金プロセスの可視化を可能にする。現在世界中の多くの金融機関が試験的な運用を行う事を発表しており、数日前にもサウジアラビアやインド、ブラジルの銀行との試験運用や提携発表があった。

xRapid

一般的に仮想通貨界隈でリップルと言うとXRPの事を指すが、そのXRPを唯一使用するシステム。XRPがブリッジ通貨と表現されるのは、このxRapidというシステムを利用する為に用いられる。仕組みはまず日本円をXRPに変換し送金し、その送金先でXRPを他国通貨に変換する。
上に挙げたウェスタン・ユニオン、マネーグラム、Mercury FX、IDT、Cuallixの5社がはこのxRapidの採用、試験的運用を行うと発表している。

xVia

リップル社が提供するネットワーク(RippleNet)を利用して送金を行うための統一されたAPI。例えば請求書のような重いデータを送信内容に添付することが可能となり、低コストで高速な各プロトコル間での情報の共有する事が可能となる。

上記の3つのシステムが稼働するネットワークの総称をRippleNetと呼び、「価値のインターネット(Internet of Value; IoV)」を目標に掲げ、世界各国の金融機関等との提携を進めている。

このRippleNetへ参加を表明する企業は着実には増えていると思われ、今後もより多くの企業との提携や運用発表がされていくと予想される。

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