TRONは分散ストレージ技術を使用した無料のグローバルデジタルコンテンツエンターテイメントシステムを構築することを目的としたブロックチェーンベースの分散プラットフォームであり、デジタルコンテンツの簡単で費用対効果の高い共有を可能にします。

Tron Foundationと呼ばれるシンガポールに拠点を置く非営利団体によって2017年9月に設立されました。

Tronとは?

TRONはブロックチェーンネットワークと分散ストレージ技術を使用して分散型エコシステムを構築することにより、グローバルな無料のコンテンツエンターテイメント共有ネットワークを構築することを目指すプラットフォームです。

大企業のサードパーティを排除し、すべての収益獲得の可能性をコンテンツ制作者の手に戻すことで、これを達成するという思想の基で設計されています。

今日の現代世界では、インターネット上のほとんどすべてのコンテンツ制作が、Google、Youtube、Apple、Spotify、Netflixなどの大企業の企業に強制されています。

あなたがウェブサイト、ビデオ、音楽、ブログ等の製作者であるとすれば、これらの巨大な企業を通さなければ収益を上げられません。

またそうした企業はコンテンツの収益額を管理するだけでなく、検閲を行うことで製作者を制限しています。

つまり、Google Play、Netflix、Amazonなどの第三者団体の支配を克服し、ピアツーピアメディア配信を行うことで、制作者のコンテンツのアクセシビリティを管理し、その企業の強制を回避することを目指しているのです。

TRON財団

シンガポールに本拠を置く非営利団体TRON財団(Tron Foundation)は、ジャスティン・サンと専任開発チームによって2017年に創設され、エンターテイメント業界の第三者の問題に取り組んでいます。その価値は現在1兆ドルとも言われています。

Tronix(TRX)

Tronネットワークは Tronix(TRX)と呼ばれる独自の仮想通貨使用します。

MyEtherWalletのようなイーサリアムブロックチェーンをサポートするウォレットに格納することができ、コンテンツ消費者がアクセスしたいコンテンツの支払いに使用することができます。

これらのコインはコンテンツ制作者の口座に送られ、そこで他の暗号化された通貨に交換されるか、ブロックチェーンサービスの支払いに使用されます。

Tron財団のジャスティン・サンという27歳の若きリーダーは、1000万人以上のユーザーを持つ音楽ライブストリーミングアプリPeiwoを創業したことでも注目を集めており、このアプリ内でTRXが利用できるようになりました。

ブロックチェーン技術とスマートコントラクトネットワーク

Tronはビットコイン、EOS、イーサリアムなどのさまざまなブロックチェーンテクノロジとスマートコントラクトネットワークをサポートしており、コンテンツアプリ開発用のマルチプロトコルツールを開発者に提供しています。

同時にユーザーは作成されたシステムを利用して利益を獲得することができます。

例えばゲームパブリッシャーは独自のゲーム通貨を作成し、Tronプラットフォーム上の他のゲーム会社と自由に交換することができ、異なるゲームトークンの交換のためのスマートコントラクトネットワークを提供します。

このような画期的な技術は今まででは考えられませんでしたが、ブロックチェーンとスマートコントラクトの機能により、すべての取引を簡単かつ円滑に完了させることができるのです。

実世界でのパートナーシップ

Tronは2017年12月欧州、アジア、オーストラリアなど20カ国で展開され数千万とも言われるユーザーを持つ多国籍自転車シェアリング会社であるoBikeとの提携を発表しました。

また、登録ユーザー数1億人以上のソーシャルネットワークであるグローバルソーシャルチェーン(GSC)との戦略的パートナーシップを結び、実現段階に入れば少なくとも1億2,000万人のソーシャルおよびストリーミングプラットフォームユーザーがTRONネットワークにアクセス可能になります。

いくら理想を掲げても利用されることがなければ絵に描いた餅でしかありませんが、Tronは実世界での活用に向けて着実に駒を進めていると言えるでしょう。

Tronの将来性

2018年4月にイーサリアム保有者に向けてTRXのAirDrop(無料配布)を行なったことでも話題になったTron。

イーサリアム創設者ヴィタリック・ブテリンに批判されることも多いですが、そのポテンシャルは各方面から高い評価を受けています。

一部の大企業などに管理されない独自のネットワークを使ったコンテンツ提供など、より参加をするユーザーに多くのメリットをもたらす可能性を秘めており、今後の動きによっては爆発的に価格を上げることもあるかもしれません。

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