ブロックチェーンはその開放性や分散化、機能面の革新性により様々な分野において非常に注目されるようになりました。

しかし、その技術に精通する開発者はまだ少なく制約が多いというのも事実です。

Liskはその問題を解決するシステムが構築され、様々なアプリケーションを開発する為、独自のカスタマイズされたブロックチェーンでサポートするブロックチェーンベースのアプリケーションプラットフォームです。

Liskとは

Googleが提供するアプリストアである「GooglePlayStore」やAppleの「AppStore」のように、個々のエンジニアがアプリケーションを構築して配布するのと同じように、Liskも同様のブロックチェーンベースのアプリケーションプラットフォームを提供します。

大きな違いは、GoogleとAppleがそれぞれのアプリストアを管理しているのに対して、Liskは分散して管理されるブロックチェーン技術を利用しているので、そうした集中的な権限がありません。

つまり、「GooglePlayStore」や「AppStore」のプラットフォームでの、アプリの売り上げの30%が手数料として取られるような中央集権化が起こらないということです。

Lisk App SDK

Liskは、開発者がJavaScriptでコードを簡単に記述して目的のアプリケーションを構築するために使用できるSDK(ソフトウェア開発キット)を提供しています。

このSDKアーキテクチャにより、開発者はアプリケーションのバックエンド(アプリ)とフロントエンド(ユーザーインターフェース)の両方を構築でき、完全なブロックチェーンアプリケーション開発が可能になります。

Liskは性能としてはイーサリアムに似た部分があります。

しかし、イーサリアムでは独自の言語であるSolidityを採用していますが、LiskはJavaScriptという非常に広く知られたプログラミング言語を使用している為、新しい言語を学ぶことなくブロックチェーン技術を利用したアプリケーションの開発を可能にします。

そしてLSKトークンは、Liskのネットワークとサービスを使用するために消費されます。

DPoS(Delegated Proof of Stake)

Liskではコインの保有量に基づいて取引の承認が行われるPoS(Proof of Stake)の発展系と言われる、DPoS(Delegated Proof of Stake)が適用されています。

コインホルダーの中からランダムで承認者が選ばれるPoSに対して、投票で取引の承認をする代理人が選ばれ、そのトップ100の代理人が決められたスケジュールで新しいブロックを生成するという仕組みです。

これは取引が高速でLSKを保有している誰でもトランザクションの検証に貢献できる可能性があるということです。

PoSでの「富の集中化」「流動性」の問題、またビットコインで採用されているPoWで問題となる「エネルギーコスト」「分権化」「ブロック生成スピード」などを解決する技術だと言われています。

サイドチェーン

Liskのもう一つの大きな特徴として挙げられるのがサイドチェーン技術です。

サイドチェーンは、メインチェーンのパフォーマンスとスピードを損なうことなく、メインチェーンにリンクする暗号的に独立した元帳(ブロックチェーン)です。

これはチェーン間のトークンの転送や同期化などの相互運用性機能をもたらします。つまり、本来Liskにない機能も外付けできるということになります。

そのためサイドチェーンによって、コンセンサスアルゴリズムやネットワークスケーリング、資産(例えば株式)の追跡の為の様々なレベルのカスタマイズが可能になり、それをLiskブロックチェーン上で動作させることができます。

そして、開発者は独自のブロックチェーンネットワークをサイドチェーンとして作成することが可能ですが、Liskチームはメインチェーンを維持し保護されているため、他のブロックチェーンにバグが起きた場合でもメインチェーンは影響を受けません。

Liskはメインチェーンの安定性とセキュリティを両立させ、サイドチェーンには無限の柔軟性を持たせようという計画です。

Liskの将来性

LiskのJavascriptを基にしたSDKは非常に注目すべき点です。

すでに多くの開発者が知っている言語を使えるというのは大きなメリットとなりますし、他の仮想通貨に比べて大きな開発者プールにより早くアクセスできる可能性があります。

2018年4月30日に、価格の高騰による手数料の引き下げも予定されており、さらに利用者が増えると考えられています。

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